ずん

「柳井正氏が新疆綿を使ってないって言ったらしいのだ。でも、これってどういう意味なのだ？」

でぇじょうぶ博士

「これはユニクロが中国・新疆ウイグル自治区の人権問題に絡む批判をかわすための発言でやんすね。新疆綿は強制労働疑惑があるから、使ってると企業イメージに大ダメージでやんす。」

やきう

「ほーん。でもなぁ、ワイ思うんやけど、『使ってない』っちゅう証拠はどこにあんねん？ただ口で言うだけなら誰でもできるやろ。」

ずん

「確かに！それに、政治的中立とか言いながら結局コメントしてるのも矛盾してる気がするのだ。」

でぇじょうぶ博士

「そこがポイントでやんす。柳井氏はこれまで『ノーコメント』戦略を取ってたけど、それじゃ批判を抑えきれなくなったわけでやんす。だから今回初めて明確な否定をした、と見るべきでやんす。」

やきう

「でもさぁ、そもそも消費者側からしたら『このTシャツどこの綿ですか？』なんて聞く奴おらへんし、実際調べようもないよな。透明性とか言いつつブラックボックス感半端ないわ。」

ずん

「そうなのだ！僕たちは結局何も知らされてない気がするのだ。それにしても…新疆綿ってそんなヤバいものだったとは知らなかったのだ。」

でぇじょうぶ博士

「ヤバいというより、その背景が問題視されているのでやんす。国際社会では人権問題への対応が企業評価にも直結する時代になったということでやんすね。」

やきう

「まぁでも結局、『安くて良い服』ならみんな買っちゃうよな。倫理観より財布優先する消費者ばっかりなんちゃう？」

ずん

「つまり僕たちは安さにつられてブラックボックスごと買っちゃってる可能性大なのだ…。次からタグ見ても『Made in Somewhere』しか書いてないし！」