ずん

「えっ、田舎の農場に招待されて生命の危機って、これホラー映画あるあるなのだ？でも、なんでそんなヤバいとこ行くのだ？」

でぇじょうぶ博士

「それはね、ずん君。人間というのは未知への好奇心が強い生き物だからでやんすよ。特にトスカーナみたいな美しい場所なら、警戒心も薄れるでやんす。」

やきう

「いやいや、美しい景色とか関係ないやろ。ワイなら『農場』って聞いた時点で警戒するわ。絶対なんか埋まっとるやろ。」

ずん

「埋まっとるって…何が埋まってるのだ？お宝とか？」

やきう

「お宝ちゃうわ！大体こういう話では“元住人”とか“秘密”が掘り起こされるパターンやろ。ホラー映画見たことないんか？」

でぇじょうぶ博士

「確かにホラー映画では、過去の因縁が絡むことが多いでやんす。でも、この作品の場合はもっと心理的な恐怖を描いているようでやんすね。」

ずん

「心理的な恐怖ってどういうことなのだ？幽霊とか出ないなら怖くないのだ！」

でぇじょうぶ博士

「むしろ幽霊よりも、人間同士の不信感や異常性が一番怖いものなんでやんすよ。この映画では、それをマカヴォイさんの怪演が引き立てているらしいでやんす。」

やきう

「ほーん。でも結局アメリカ人夫妻が意識高い系とか皮肉られて終わりそうな気もするけどな。それにしても、“異常な家族”ってタイトルからしてネタバレ全開ちゃうか？」

ずん

「確かにタイトルだけでもう全部わかった気になるのだ！じゃあボク、この映画観なくてもいいかな？」

でぇじょうぶ博士

「それは違うでやんす！この作品は展開そのものよりも、不穏さと緊張感を楽しむタイプの映画なんでやんすよ。観客自身が登場人物になった気分を味わえる仕掛けになっているらしいですからね。」

ずん

「ふーむ…でもボク、不穏な気分になるくらいなら昼寝してた方がいいと思っちゃうのだ！」