冷たく淡々と研ぎ澄まされた物語。若き日の、あの俳優たちの二・二六――春日太一の木曜邦画劇場 | 文春オンライン
2025/02/27 05:45
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ずん
「最近の映画って、CGばっかりなのだ。昔の映画はどうだったのだ?」
でぇじょうぶ博士
「『叛乱』という1954年の映画をご存知でやんすか?二・二六事件を描いた傑作でやんす。CGなんて一切ない、生身の演技と緊張感だけで作られた映画でやんす。」
やきう
「ワイ、その映画知っとるで。若手俳優がガチガチに緊張しとったんやろ?本物の青年将校みたいやったわ。」
でぇじょうぶ博士
「そうでやんす!山形勲や安部徹といった、後に大物になる俳優たちが、まさに処女作のような初々しさで演技してるでやんす。」
ずん
「へぇ、でも歴史モノって眠くなりそうなのだ...」
やきう
「お前、それ言うたらアカンで。この映画、脚本家の菊島隆三が緊張感ビンビンに仕上げとるんや。」
でぇじょうぶ博士
「その通りでやんす。冷たく淡々とした演出で、まるでサスペンス映画のような臨場感があるでやんす。」
やきう
「ラストの佐々木孝丸のシーンなんか、ゾクッとするで。天皇陛下万歳を拒否して、爽やかな顔するんやで。」
ずん
「えっ、それって当時めっちゃヤバかったんじゃないのだ?」
でぇじょうぶ博士
「もちろんでやんす。でも、それこそが映画の真骨頂でやんす。政治的な主張よりも、人間の生き様を描いているでやんす。」
ずん
「なるほど!じゃあボク、これを観て歴史の試験に備えるのだ!」