ずん

「脚の痛みで将棋を投了って、そんなことあるのだ？将棋って座ってやるゲームなのに、脚が関係するのか不思議なのだ！」

でぇじょうぶ博士

「おいらも驚いたでやんすが、長時間の対局は体力勝負でもあるでやんす。特にA級順位戦ともなると、一手一手が命を削るような緊張感でやんすからね。」

やきう

「いやいや、将棋界もついにスポーツ化したんか？次は『フィジカル最強棋士』とか出てくるんちゃうか？」

ずん

「それならボクも参戦できそうなのだ！でも博士、渡辺九段ってどれくらいすごい人なのだ？」

でぇじょうぶ博士

「渡辺九段は中学生プロ入りという天才ぶりを発揮し、永世竜王など数々のタイトルを獲得しているレジェンドでやんす。今年は紫綬褒章まで受賞しているほどでやんすよ。」

やきう

「つまり将棋界のメッシみたいな存在ってことか。でも脚痛めたらメッシでも試合出られへんな。これはしゃーないわ。」

ずん

「じゃあ千田八段はラッキーだったのだ？相手がケガしたおかげで勝ったなんて…」

でぇじょうぶ博士

「むむ、それは違うでやんす。千田八段も全力を尽くして臨む姿勢だったと思うでやんす。勝敗以上に、お互いリスペクトが大事な世界なんでやんすよ。」

やきう

「まあ確かに、『相手がケガしたから勝ちました』なんて言ったら炎上不可避やな。それこそネット民総出で叩かれるわ。」

ずん

「でもさぁ…将棋指しながらストレッチとかできないのかな？座りっぱなしじゃなくて立ちながら指せばいい気がするのだ！」

でぇじょうぶ博士

「立ちながら指す将棋…それは新しい発想だけど、集中力散漫になりそうな気もするでやんすねぇ。」

やきう

「いやもういっそのことリング作って、その中で対局させたらええねん。途中休憩ではトレーナーが肩揉む感じな。」

ずん

「それ完全にボクシングなのだ！『第1ラウンド、第2局面』とか言われても困るのだ！」